ひらがなでロゴ作成するメリット

ロゴは、店名やサービス内容、店舗の雰囲気などを端的に表すのに便利なので、様々な場面、用途で必要になることも少なくありません。そんな、効果的なロゴ作成を検討する際、どういったデザインにするのが良いかと悩むこともあるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ロゴデザインの1つとして有効な、ひらがなを用いたロゴについて紹介します。

(1万円でロゴ作成の外部依頼はできるか)

ひらがなを使ったロゴが与える印象

ひらがなは、漢字やカタカナ、アルファベットなどと比較して、一般的にやわらかい印象を見る人に与えることができます。そのため、店名やサービス名をそのまま表記するとどこか堅苦しいイメージになってしまうような場合、ひらがなを取り入れることで親しみやすいロゴにすることができます。

例えば画数の多い漢字がロゴに入れたい文字に含まれる場合、ひらがなに変換するのは効果的です。漢字では意味がわかりにくかったり、イラストにしにくかったりするサービス内容などにひらがなを用いるのも有効でしょう。

ロゴにイラストを取り入れたくてもイラストでは表しにくいサービス内容である場合、そうしたものにひらがなを活用することで、文字とイラストの中間のような印象を見た人に与えられると言えます。また、子供や女性をターゲットにしたサービスを提供するときには、できるだけ優しい雰囲気を醸し出せるよう、ひらがなを使用するのは大切かもしれません。

ひらがなを使ったロゴの活用例

ロゴにひらがなを取り入れることで、イラストだけでは表現しにくいものを上手に伝えられます。ひらがなを使ったロゴでイメージしやすく、目にしたことがある人も多いと言える代表的なデザインに、「うなぎ」が挙げられるのではないでしょうか。

漢字で鰻と表記しても、それをうなぎと読めない人もいるかもしれませんし、ひらがなでうなぎと書かれ、さらにその「う」の文字が実際のうなぎのイラストと掛け合わされていることで、見た人の印象に残りやすく、また、一目でうなぎを提供する店であることがわかります。

さらに、うなぎは高級食材だと考え、それほど気軽に食べられるものではないという印象を持っている人も少なくありません。そうした場合でも、ロゴにひらがなが取り入れられていて、イラストが組み合わされていれば、比較的入りやすい店だと消費者に思わせることにもつながります。

ロゴに「鰻」と漢字で書かれていた場合、ひらがなで「うなぎ」と書かれているよりも見る人に高級感を与えるのではないでしょうか。そのため、漢字で表記すると高級感が出てしまい、客が入りにくくなるような料理を提供する場合には、あえてロゴにひらがなを取り入れることで、集客力の向上が期待できると言えます。

また、イチゴやトマトなどの農作物をロゴに使用する場合でも、ひらがなを取り入れることは有効です。丸みを帯びたものが多い果物や野菜などは、ひらがなの丸さと通じる部分があるため、人に与える印象がやわらかいという部分でも似ています。

そのため、サービスで取り扱う品物自体が丸い形状や雰囲気を持っている場合には、ひらがなのロゴとの相性が良いと考えられるのです。

商品のロゴにひらがなを取り入れる方法

店名やサービス名だけではなく、取り扱う商品のロゴにひらがなを使うことが適していることもあります。例えば一般的にはカタカナが用いられる「ジャム」といった商品名を「じゃむ」とひらがなにすることで、違った印象を与えることができます。

手作りの体に優しい商品であることを訴えたい場合などは、商品名にひらがなを使うことで、人の手の温もりなどといった気持ちを表すことができます。また、カタカナやアルファベットを用いるのが一般的であるところにひらがなを利用することで、原材料が海外産ではなく国産であることをアピールすることにもつながるかもしれません。

このように、カタカナとひらがなの違いは、単なる表記の違いだけではなく、見た人にその商品の価値をイメージしやすくするのにも役立つと言えます。

ひらがなを使ったロゴの注意点

ロゴを見た人にやわらかく優しい印象を与えたいがために、あまりにもひらがなを多用し過ぎることには注意が必要です。一般的に、ひらがなが多用された文章は読みづらくなることもあるため、ひらがなは効果的な部分だけへの使用に留めておくのが良いでしょう。

ひらがなを多用したロゴを作成してしまうと、誤読によってサービス内容を勘違いされる恐れもあります。また、ひらがなを多用したロゴの店には入りづらいと考える人もいるかもしれません。そうなると、かえって利用客の幅を狭めてしまうことにもつながりかねないので、ロゴにひらがなを取り入れる際は注意深く検討すると良いでしょう。

加えて、信用や信頼性が大切なサービスを提供する場合、ひらがなを多用したロゴを使ってしまうと、利用を検討している人からのイメージが頼りないなどといった悪いものになってしまうこともあります。それでもひらがなを取り入れたい場合は、親しみやすさと信頼性のバランスをとったデザインを心がけることが必要です。

ひらがなとイラストを上手く組み合わせ、文字を絵に見立てたりするなどの工夫を凝らし、ときには漢字も取り入れることで、多くの人に受け入れられるロゴにすることが可能でしょう。

ロゴの作成方法

ロゴ作成の際、自分で作るのは難しいという人や、どういうロゴにするのが効果的なのかわからないという人は、ロゴ作成を専門業者に依頼することができます。店名やサービス名、サービス内容、利用者に与えたい印象などを伝えることで、イメージに合わせたロゴを作成してくれるので、自分ではロゴが作れないという人でも安心です。

一般的に、ロゴの作成を依頼すると、いくつかのロゴデザインを提案してくれることが多いため、そのなかから自分のイメージに近いものを選び、さらに修正を加えて完成に近づけていくことができます。ロゴにひらがなを取り入れたいという要望を伝えることで、漢字やアルファベット、またはイラストだけのロゴとは一味違うロゴを提案してもらうことができるでしょう。

その際、サービスを利用してもらうターゲットとなる年代や性別を伝えたり、ロゴをやわらかい印象にしたいのか、またはあまりやわらかくし過ぎず、信頼性もアピールしたいなどといった具体的な要求を伝えることも大切です。

まとめ

ロゴを作成する際、ひらがなを取り入れると、見る人にそのロゴが表す内容や雰囲気をより的確に伝えるのに役立ちます。ひらがなはロゴにやわらかさや優しさを与えるのにも効果的です。また、イラストと組み合わせることで、イラストだけでは表しにくいものも、イメージを損なわずにわかりやすく表現できます。

自分でロゴを作成するのが難しい場合でも、専門業者に依頼することでイメージに近いロゴを作成してもらうことが可能です。