リラクゼーションサロンの店舗展開をするときやブランド戦略を考えるときにはロゴを用意したいと考えるでしょう。新規顧客に来店してもらえるようにしつつ、リピーターを獲得できるようにするのが主な目的です。このようなときにロゴ作成ではどんな考え方を持つと良いでしょうか。
作成するときに役に立つ5つのポイントを解説します。
提供するサービスを連想させるデザインにしよう
まず最優先で考えるべきなのがリラクゼーションサロンでどんなサービスを提供するかを連想させるようなロゴのデザインにすることです。そのロゴを見たら直感的にどのようなサービスを受けられるのかを一般消費者がイメージできるような仕上がりにすると集客力が総合的に増強されるでしょう。
リラクゼーションサロンで行っている施術について取り上げるのが典型例です。ハンドやアロマなど、中心的に使っている施術や技術はサロンによって違います。最も力を入れていて、ぜひとも顧客に利用してもらいたい施術をテーマにしてデザインを仕上げるのが効果的でしょう。
また、施術ではなく環境にこだわりを持っているリラクゼーションサロンもたくさんあります。サロンに来たらこんな環境が提供できますというイメージをロゴのデザインに落とし込むのも共感させることができる点で効果的です。
あるいはサロンで施術を受けるとこのような気持ちになれますというイメージをデザインするのも魅力的でしょう。色の与える効果が大きいことを念頭に置いて、私たちの提供するサービスは白色、橙色、緑色などといった形でデザインを考えるのは良い方法です。
白色の清潔さ、橙色の暖かさ、緑色のナチュラルさといった観点はリラクゼーションサロンのイメージをアピールするのに有効なポイントでしょう。ただし、注意しなければならないのが一度打ち出してしまったイメージは変えるのがかなり難しいことです。
ロゴによって受けた顧客の印象は仮にロゴを変更したとしてもすぐに変わるわけではありません。このイメージのサービスを提供していればきっと顧客が付くはずだという根拠もなく、何となくデザインしてしまうと失敗するリスクがあります。
その観点から重要なポイントを以下に2つ紹介します。
競合他社のサービスとの差別化ポイントに着目しよう
競合他社との差別化を考えてリラクゼーションサロンのイメージを決めるのはとても重要です。競合するサロンのロゴと比較するよりも重要なのがサービスの比較です。何が差別化ポイントになっているのかを徹底的に分析してみましょう。
顧客にとっては他のサロンに比べて、このリラクゼーションサロンでなければ得られないものがあるから選ぶというのが基本です。ロゴの様子がかなり似ていたとしても、比較して見たときにこっちの方が自分の求めているものがある気がすると感じたサロンの方をまずは確認するでしょう。
そのため、差別化して顧客の興味関心を引くことができるポイントをまずは抽出しましょう。それをロゴのイメージに落とし込むことで訴求力のあるロゴができあがります。
ターゲット層の志向を調査しよう
リラクゼーションサロンのイメージを決定するにはターゲット層を決めて、その志向についての十分な調査をすることも肝心です。競合他社との差別化が難しいときにも重要な観点で、ターゲット層が求めているものを提供できるリラクゼーションサロンだと直感的に理解してもらえれば飛躍的に集客力が高まります。
志向の調査は既に大勢の顧客がいるなら来店時にアンケートに答えてもらうだけでもできます。これからもっと大々的に顧客を獲得できるようにしたい場合にはリサーチ会社に依頼してアンケート調査や聞き取り調査を実施してもらうと良いでしょう。
一般消費者の考え方は刻々と変わっていくので、数年前に調査した結果とは一致しないことがよくあります。ロゴ作成のタイミングに合わせてターゲット層の志向をあらためて調査してみましょう。場合によってはターゲット層を変更した方が良いこともあるので、現状のターゲット層に限らずに広く調査をするとより効果的なロゴを作成できるようになります。
フォントの与える印象に注意しよう
ここまでロゴ作成のイメージ作りについて考えてきましたが、実際に作成するときにはどうしたら良いのでしょうか。エンブレムを作るのに注力することが多いのは確かで、その効果の大きさは絶大です。ふと見たときにまず目に入ってくるのはエンブレムのことが多いからです。
また、ロゴとしてエンブレムのみを使用するケースもあるので、確かに注力すべきなのは視覚的影響が大きいエンブレムと言えるでしょう。しかし、フォントの与える印象についても念頭から外してはなりません。ブランドネームやサロン名、ブランドコンセプトなどを文字で入れるときにはフォントにこだわりましょう。
既存のフォントでも柔らかさを連想させるものもあり、リラックスできる空間が提供されるという印象を持ってもらいやすくなります。フォントは既存のものを使わずに、文字からリラクゼーションサロンとして提供するサービスを連想してもらえるようにするという工夫もできるでしょう。
その気になれば文字だけでロゴを作成することもできるので、フォントをどうするかは慎重に考えて作り上げるのがポイントです。
デザイナーの起用も検討しよう
このようにして考えてみるとリラクゼーションサロンのロゴ作成はかなり大変な作業になるという印象を受ける人もいるでしょう。かなりのデザイン力が必要とされるのは確かなので、デザイナーの起用も検討するのが大切です。
リラクゼーションサロンの顧客はイメージや印象で利用するサロンを選ぶことが多くなっています。ロゴ作成で失敗してしまうと顧客を失うリスクすらあることを念頭に置いて、多少のコストをかけてでも高いクオリティーのロゴを作り上げるのが賢明です。
デザイナーにも色々な人がいるので、可能であれば何人かのデザイナーに依頼して最も良いものを選び出してロゴに仕上げるようにしましょう。
(優秀なデザイナーがいる会社にロゴ作成を依頼する時のポイント)
何を提供できるかをロゴでアピールしよう
リラクゼーションサロンで顧客を獲得するためにロゴを作成する場合には、ロゴを見たら何を提供してもらえるかを顧客が直感的に理解できるようにするのが大切です。競合他社との差別化や顧客ニーズをよく考えて訴求力のあるロゴに仕上げると集客力が高まります。
デザイナーの起用も検討して魅力的なロゴに仕上げるのが大切です。